シェアハウスはトラブルと楽しさの宝庫!

学生時代、大学を休学して口コミで評判だったアメリカ留学エージェントを通してアメリカロサンゼルスへ語学留学していたときに、千葉で外構工事を行いました。もちろん私は貧乏学生。住むところとして最適なのは、学校が提供してくれる寮か、もしくはシェアハウスでした。しかし寮にはすでに日本人学生があふれ、毎晩日本語が飛び交い、お酒を囲んでたむろする状態。語学の取得が目的だった私にとって「この環境はよくない」と決心し、渡米後1ヶ月ほどて他国の人々と深く交流できるシェアハウスへ引っ越しました。

もちろん安全性やルールの遵守など、事細かにチェックして入居先を決めたつもりでしたが、やはりいざ住み始めてみると思いもよらないトラブルに見舞われました。一緒に住んでいたのはタイ出身の女性とハワイ出身の女性。皆英語はペラペラでしたが、やはり文化の違いなのか、「所有物」に対する意識が全然違ったのです。冷蔵庫に入れる食材には名前を書くルールでしたか、2日ほど家を空けると見るからに量が減っている。

シャンプーやボディーソープも、気付けば大量に使われている。ある日には電気代として渡していたお金を支払わずにいたタイ人女性のせいで、数日間電気が止まるという事件も起きました。その夜はろうそくを炊き、ドアを開けて廊下から漏れる光で過ごすはめに。個人的にはギリギリ許容範囲だったのでとやかく言わず済ませましたが、なるほどこれが異国の人と暮らす難しさかと実感させられた経験でした。